今回、イタリアに行った目的は何ですか?尊敬する師匠・ウィリアム・ベネット氏の教え子であるアンジェラ・チッテリオ氏のレッスンを直接受ける機会に恵まれ、今年の1月から7月まで半年ほどイタリアに行ってきました。 実は、お子さんを出産されたばかりなので、ベビーシッターを探していたのです。「行きます!」と、後先考えずに飛び込んだのですが、とても参考になるレッスンでした。 |
アンジェラ先生に言われたことは、きっちりこなすようにしました。私自身も教える立場にいる身ですので、先生の気持ちも、生徒の気持ちも両方わかります。毎日5~6時間ほど自主練習をして、週2回のレッスンに備えました。 |
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イタリアでどのようなことを学びましたか?日本では感覚的に捉えていたことを、頭できちんと理解できるようにしました。 そのため、本当に基礎の基礎からやり直しました。呼吸だったり、タンギングだったり、細かいディティールを徹底的に追求していきました。 フルートという楽器は西洋のものですが、気候で出す音色も変わります。また日本語は息のスピードが遅い。イタリア語は、英語よりは遅いんですが、日本語より速い。 |
日本人は息のスピードを速くしようとすれば、速くいっぱい出すのですが、イタリアの人は速く最小限に出す。そういうことに気付けたことは、収穫だったと思います。 また、アンジェラ先生の演奏会や本場のオペラを見て聴くことでモチベーションも上がりました。今回得たものをクラスでいかしていきたい、と思っています。 |
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